うつで休職中の人の気持ち
僕は今週火曜日から３日間連続して会社を休んだ。
鬱を患う家族の気分の低さを心配しての判断だった。
２日目の水曜日の朝、本人から「休んでくれたら・・・」と聞いて即休みを取ることを決断できた。
休みとなると、どうしても有意義に過ごさなきゃと考えてしまうが、夕方一緒に散歩する程度で何とかこらえた（苦笑）。
３日目、朝食後出勤できる準備を整えたが、本人はすっかり眠ってしまった。
昨日と全く変わらない状態だった。
僕は一人で相当悩んだ。会社へ行くべきかどうか。
誰かに判断を仰ぎたい気持ちで一杯だったが、そんな人はいない。
失敗 [カウンセリング]
今日は急きょ会社を休むことにし、鬱を患う家族が通院している所とは、別のクリニックへあらためて診察に行ってみようと予約をとって一緒に行ってきました。
家を出発するまでに、気分のコンディションを本人に訊ねました。
返事は「１０％」。
これまで、本人から３０％なら外出可、２０％はムリ、１０％は相当悪くて寝ているだけ・・・と聞いていました。
「１０％」、この時点で診察はキャンセルが確定・・・になるところですが、
気分の落ち込みとうつ病の違いは？
周囲からすれば「違い」が分からなくて、誤った対応をしてしまい、症状を悪化あるいは、相手に対する失望や怒りといったよくない感情を引き出してしまう可能性もあります。
また、誰だって罹るかも知れない「うつ病」について、「気分の落ち込み」との違いについて知っておくことは、深刻化する前の早期の段階で治療・療養に役立てることができるはず。
たしかなこと
この曲はＣＭでも流れて耳にした人も大勢いると思いますが、あらためて詞を読むと、うつを患う人への思いやりに満ち溢れているように感じるのは僕だけでしょうか。
医師や関係本の中で言われる「普通に接していればいいんですよ」とは・・・
この詞を周囲の人にも読んでほしいと、うつを患う人は思っているかも知れません。
「たしかなこと」・・・それは。。。
- アーティスト: 小田和正
- 出版社/メーカー: ファンハウス
- 発売日: 2005/05/25
- メディア: CD
そんなに自分を責めないで
9月15日（木）の夜、場所は横浜の自宅から遥か遠くの長野県松本文化会館で小田和正さんのコンサートに、うつを患う家族と二人で観に行ってきました。
『君住む街へ』・・・この曲は小田さんがオフコース時代に作られた曲で、これまでにもコンサートで演奏されてきました。
どこかしんみりとした声で始まったこの曲は、詞の一言一言が、隣の席でじっと聴き入っている、うつを患う家族に向けられたメッセージのように聞こえ、僕も大変胸を打たれました。
そして小田さん自身、この曲のラストで感極まって流れた涙を振り払うかのように力強く歌う姿をみて、ふと、小田さん自身の家族に向けられたメッセージのように僕の目には映りました。
このツアー、小田さんが相変わらずの高音で歌い切る、気力・体力の限界に挑む姿が、僕らの目に焼きつき、メッセージが伝わってくるような、そんな力のこもった感動的なステージです。
少し長いですが、詞を最後まで読んでみてください。
『君住む街へ』
そんなに自分を責めないで 過去は いつでも 鮮やかなもの
死にたいくらい 辛くても 都会の闇へ 消えそうな時でも
激しくうねる 海のように やがて君は乗り越えて ゆくはず
その手で 望みを 捨てないで
すべてのことが 終わるまで
君住む 街まで 飛んでゆくよ
ひとりと 思わないで いつでも
君の弱さを 恥じないで 皆んな 何度も つまづいている
今の君も あの頃に 負けないくらい 僕は好きだから
歌い続ける 繰返し 君がまたその顔を 上げるまで
あの日の 勇気を 忘れないで
すべてのことが 終わるまで
君住む 街まで 飛んでゆくよ
ひとりと 思わないで いつでも
雲の 切れ間に つき抜ける青い空
みんな 待ってる また走り始めるまで…
その手で 心を 閉じないで
その生命[いのち]が 尽きるまで…
かすかな 望みが まだ その手に
暖かく 残って いるなら…
（あの日の勇気を）…忘れないで （忘れないで）
すべてのことが 終わるまで
君住む 街まで 飛んでゆくよ
ひとりと 思わないで… （いつでも）
あの日の 勇気を 忘れないで
すべてのことが 終わるまで
君住む 街まで 飛んでゆくよ
ひとりと 思わないで…いつでも……
- アーティスト: 小田和正
- 出版社/メーカー: ファンハウス
- 発売日: 2001/05/16
- メディア: CD
- アーティスト: オフコース
- 出版社/メーカー: ファンハウス
- 発売日: 1989/02/01
- メディア: CD
フォトダイアリ
http://www.phbb.ne.jp/bb/BAlbumPage.asp?key=1478778&un=-1888&m=0
うつに携わっている大勢の方に読んで聴いてもらいたいです。ワンクリックをよろしくお願いします。
あらためて「うつ」をキーワードにGoogleしてみたら・・・
ひょっとして皆さんご存知？
http://www.utuban.net/index.html
http://www.utuban.net/family/dear2one/hint/index.html
このブログもそうですが、家族の方にみてほしいです。
大勢の方にお伺いしたいです。ワンクリックをよろしくお願いします。
うつ患者との楽しい旅行を送るために（2005/09/11）
先日うつを患う家族から渡された本を少しずつ読み始めました。
家族として「そっとしておく」ことはお互いのストレスを軽減するために必要であることはわかりました。
それでは「楽しい時間や休日をうつ患者と過ごせるのかどうか」・・・家族にとって「普通に過ごす」と、痛い目に遭い、互いによくありません。
本には次の「4つの大切なルール」を実践すれば、楽しい旅行もできるようです。
１．現実的な期待が大切なこと
２．具体的な計画を立てておくこと
３．病人に明確な活動や課題を与えること
４．いついかなる時も、病人が調子を崩して予定通りに行かなくなることを想定しておくこと
いずれにしても、家族と本人とが事前に旅行の内容や予定について、しっかり確認しあうことが大切ということになるようです。
私たちは、今週愛知博覧会を経由して長野県松本市でコンサートをみて、その後周辺を観光する３泊４日の旅行を直前に控えています。
上記の「ルール」を2人で話し合い、特に4つ目については、本人が希望することを率直に聞いておくことが楽しい旅行を続けられる最大のポイントのような気がします。
大切な人が、心の病気にかかったら みんなが笑顔を取り戻すための対処法 PHPエル新書
- 作者: レベッカ・ウーリス
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2003/12/06
- メディア: 単行本
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こころの相談室：教育テレビ火曜日20時～ (2005/09/07)
今日は仕事から帰宅して、うつを患う家族と話す全てのことが否定的になってしまい、疲れに満ち、自己嫌悪を繰り返しました。
蒸し暑い天気で参ってしまったのか、いや、平日ってゆとりないことが多い自分。
そんな時どうすればいいのだろうか・・・黙っているしかない。。。と、家族がテレビのチャネルを変えたので見ると、
「産後のうつ」ということだけど、うつを克服した主婦たちが体験を基にして、ホームページの運営や地域の活動について紹介されていました。
その番組の中で流れた一つの画面に少し救われたような気がしたのです。
「一番理解してもらいたい家族に、全てを理解してもらおうとはせずに、お願いしたいことを話すようにした」
ケースバイケースとは思うけど、うつを克服した人達の方法は参考になると思いま
した。
決してＮＨＫが好きではない自分ですが、この番組は良心的で、患者とその家族が気軽に真剣に観ることができるいい番組です。
ぜひ、再放送および来週火曜日20時～の放送を見てみましょう！
大勢の方にお伺いしたいです。ワンクリックをよろしくお願いします。
メンタルバランスチョコレート
近くのスーパーで売ってました。
“ストレス社会で闘うあなたに”
缶の逆側にＧＡＢＡ=ギャバについて説明が書いてあります。
「チョコレートを食べてほっとリラックス・・・(中略)原料カカオに含まれるギャバの力。この成分は人間の脳内に存在する神経伝達物質です。(略)」
チョコボールのような丸い形。中にナッツが入っているわけでもなくて、チョコのかたまり。
味は・・・これは「ビター味」のせいか少し苦め。「ミルクチョコレート味」も赤色の缶で売ってました。
気休めにいかが？
ちなみに・・・チョコレートを食べると鼻の奥がムズムズしてクシャミがしたくなるのは自分だけ（苦笑）？
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大切な人が、心の病気にかかったら・・・(2004/09/04)
昨日、読書が大好きなうつを患う家族から図書館で借りてきた本を渡されました。
大切な人が、心の病気にかかったら みんなが笑顔を取り戻すための対処法 PHPエル新書
- 作者: レベッカ・ウーリス
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2003/12/06
- メディア: 単行本
昨晩はじめの方だけ読んだけど、訳本ながらとても今の自分にとって必要なことが載っているようでした。
第1章の冒頭の文書をご紹介します・・・
「精神病を持つ人々への思いやりを忘れないためには、彼らが自分ではどうしようもない症状や経験を被っていることを理解しなければなりません。
彼らの考えや感情は、非論理的で、予測しがたい風に移り変わっていきます。私たちがこうした不可解な行動に直面した時に感じる恐怖に、彼ら自身も同じようにおびえているのです。・・・・」
うつを患う人自身にいつ襲ってくるか分からない落ち込みは、直面した家族や周囲の人にとっても同様に理解できないもので、その際の冷静な判断を知識として持っておかなければならないのです。
有効な情報は逐次アップしていきたいと思います。
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